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★背景の馬について★

馬房の中 スカイランナー
写真はブリューオラージュ(競走馬名) 女の子です
http://keiba.yahoo.co.jp/directory/horse/1998/1/091/95/index.html
未勝利で引退し、その後フジファームに引き取られ
今は障害馬として拓殖大学馬術部に所属しております。 
今もスカイランナー(自分が名付け親)として乗馬登録されてます。

この馬には何度も噛まれ、逃げられ、蹴られました。
ヤンキー娘と呼んでいた時期もありましたね(笑) 
新馬としてフジファームに入ってきた時に偶然
自分が初めて乗らされたのが出会い!!! 
あの時以上に馬に乗ってて死ぬなと思ったことはありません。
その時からの犬猿のカップルです(笑)

障害はクロスもろくに飛ぶことが出来ず
人を背中から故意に落とそうとするわ、壁を蹴るわ、脱走するわで
ホントに子供子供で使い物にならない馬肉説が初めの内からありました。 
その彼女が渡邊辰徳君の調教も助けとなり
なんとなんとその1年後に自分が初騎乗し・・・

フジサマーナイトホースショー
ビギナーグランプリ
70cm 5位入賞   
90cm 5位入賞
  

そして・・・なんと、、、
 

80cmでは優勝


未勝利で勝つ喜びを知らずに終わってしまった彼女に勝ち星をプレゼントすることが出来て、本当に嬉しかった。
その時、競走馬に戻したら1勝は出来たかもしれません。
そのくらい速さなら負けかった。飛ばせばどこまでも飛ばす怖いくらいの暴走馬でした。
ただ、障害にはその速さは必要ないことで、どんなうまい人が乗ってもいい顔されなかった。

どんどん不必要な存在になっていくばかり・・・

馬を管理するだけで相当なお金がかかります。
意味のない無名馬を置いておく事は出来ないのです。
毎日毎日、彼女に言い聞かせました。 
「お前、頑張らんと殺されるぞ・・・」
それでも頭が悪くて頑固な彼女は、有名選手が乗っても言う事を利かないことが多々。
自分よりももっとうまい人に乗って頼まないと
勝ちなんて程遠いなと諦めそうになる時期もありました。
ただ、やはり自分の手で彼女に大輪の華を飾らせてあげたかった。。。
試合で結果が出ないと
現実的な方向で進むということも言い渡され
がけっぷちに立たされました

そんなある日・・・

突然落ち着き、今までとは全く違う落ち着いた馬になったのです。
今まで乗ってきた自分からすればありえない位、お人やかな女の子なんですよ。。。
下がり癖も解消、飛ぶ飛ぶ、間違いなくやれるって思ってました。

それが初試合の一週間前・・・

そんなサプライズがありまして
当初予定されていたジムカーナをキャンセルし
急遽、オーナーが「障害でやってみろ」と・・・
あのオーナーを納得させてしまうくらい
短期間のうちによほど馬が良い方向に変わっていたのです。

最高の状態で試合、自分は当初からこのビギナーグランプリという競技ので
全て勝負出来ると確信してました。
それはなぜかというと
このレースは規定タイムで返って来なければならない競技ではなく
早ければ早い方が勝ちって競技だったからです。




障害飛越競技というものは・・・

障害飛越競技は他の馬術競技と同じく、人馬単位で出場する。 すなわち、騎乗する馬の調教も競うことになる。 ただし、自分の馬を所有していない初心者のための競技として、開催者側から馬を貸与する方式がとられることもある。 この場合は対戦する相手同士が同じ乗馬を使用することになる。

競技形式はいくつかあるが、基本的に採点は減点方式で行われる。

  • 障害に触れるなどしてバーを落下させた場合は減点。
  • 馬が障害を避けたり、障害の前で停止してしまった場合は、反抗として減点。反抗が2回(国内ローカルルールで3回)で失権
  • タイムを計測するが、通常は規定タイムを超過した場合には通常4秒ごとに減点が加算される。

減点数が等しかった場合には、障害の難度を上げて決勝戦を行うジャンプオフを行ったり、タイムの早い方を勝者とするなどで勝敗が判定される。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)




もし自分が失敗せずに一本も障害を落とさなければ(満点)
タイムで負ける気がしなかった
ロードランナーという隣の馬房の馬にも全速力の速さなら負ける気はしなかった。
だってスマートで(モデルさん並)笑
まだまだ競走馬の体つきでおまけに暴走が大好きな子でしたからね。
自分とスカイランナーにもう少し力があれば、
当時そのロードランナー(渡邊辰徳騎乗)が優勝した賞金レースに出たかった。
正直、あれでも勝負出来るって自信だけはあったんですよ。(笑)


技術云々、猪突猛進、それが自分とスカイランナーを語る上で
最も簡単な言葉なのではないでしょうか。
あの優勝タイムは超えれないと思いますよ。
あそこまでバカをする乗馬経験者はいないと思いますから。。。


優勝表彰式の時に言ってくれたオーナーの言葉が今でも心に残ってます。
「やっとここに来れましたか おめでとう!」
あの鬼コーチ(笑)から言われたこの何気ない言葉に救われた。 
頑張った甲斐があったなぁって思います。


これも一種の奇跡だと自分は思ってます。
でも、その奇跡は偶然起こるものじゃなく、諦めずに信じているから起きるものなのですよね。
そして、今回の奇跡は一人では成しえなかった。
関わった多くの人の汗、乗り手の心の痛み
そして本人(馬)の心の開きがあったからこそ
成し得たものであったとそう確信してます。

この試合で彼女の運命が決まると言い続いてきた事が
彼女に何か伝わった事は間違いない。
やはり人間だけじゃないですよ、心で通じ合うことが出来るのは。
動物にしても暖かい心をもって接すれば、いつかは通じるものなんだなって痛感しました。
彼女との出会いとこの優勝がなかったら
今の自分と全く違う人生を歩んでいたと思います。
それだけ価値のある馬なのでこれからも背景に使っていこうと思います!!!

PS.ちなみに優勝の時に頂いた貴重な馬着を着せてやったところ、
目を離してる隙にどうやったのかわからいほどボロボロのギタギタに破いてしまい
即ゴミ箱行きになったという伝説もあります。(爆)

帰ってきて即、ウイニングラン!!

当時の貴重な写真

当時の新聞記事(産経新聞)



今の彼女はこのように元気です。

拓大一期生 朴沢君騎乗



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skyskysky.rakurakuhp.net/i_105026.htm
Last updated at :2008/03/24(月) 22:08
Publish at :2007/02/06(火) 02:33

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